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【保存版】子どもの歯列矯正について、大人との違いも含めて歯医者が解説!

2024年4月1日

こんにちは。

伊丹市、阪急伊丹駅すぐの歯医者、はまだ歯科クリニックです。

突然ですが、お子さんの歯並びを気にしたことはございますか?

当院でも定期的に親御さんたちから相談を受けるテーマですので、今回改めてブログ記事にまとめることにしました。

・子どものうちから歯並びの矯正はした方がよいのか

・大人の歯列矯正と内容は違うのか

・矯正に必要な期間や費用はどのくらいなのか

記事内ではこれらの疑問にお答えしていきますので、子どもの歯並びが気になる、小児の矯正について知りたいという方は最後までご覧いただけますと幸いです。

小児矯正とは

小児矯正とは

まず、子どものうちから歯の矯正は必要なのか?というところからお話していきましょう。

結論から申し上げますと、以下のような歯並びに該当する場合は小児矯正をおすすめしています。

・叢生(乱杭歯)

・反対咬合(受け口)

・上顎前突(出っ歯)

・開咬(前歯が嚙み合わない)

私たち歯医者はこのような悪い歯並びをまとめて「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼びますが、不正咬合をそのままにしておくと、

・滑舌が悪くなる

・顎関節症のリスクが高まる

・むし歯や歯周病になりやすくなる

・嚙み合わせの問題から慢性的な頭痛、肩こりが起きやすくなる

・外見的な問題で精神的ストレスを抱えやすくなる

これらの悪影響が子ども時代にとどまらず、大人になっても続く恐れがあります。

とは言っても、矯正をする、しないの判断をご家庭で下すことは難しいと思いますので、気がかりなところがあるようでしたらまずは相談にお越しください。

大人の矯正との違い

矯正 大人と子供の違い

大人の歯列矯正は主に乱れた歯並びをきれいに整えることが目的ですが、小児矯正ではその他にも、これから生えてくる永久歯がきれいに生えてくるために行う治療もあります。

治療の時期によって、子どもの歯列矯正は1期治療と2期治療に分かれています。

1期治療では乳歯から永久歯に生え変わるまでの期間に行います。

この時期の治療の目的は、これから生えてくる永久歯の土台となるあごの骨の成長を促進させることです。

永久歯がきちんと生え揃うためのスペースを確保するわけです。

これに対して2期治療は、いわゆる大人の矯正治療と同様に、永久歯の並びを整えて見た目や嚙み合わせの問題の解消のために行います。

お子さんの状態によって治療開始の時期や期間はさまざまで、1期治療をせずに2期治療から始めることもあります。

1期のうちにしっかりと土台を整えておくことで、2期の治療がスムーズに進みます。

また、1期治療で充分に永久歯が生えそろうスペースができれば、2期治療をせずに済むこともあります。

小児矯正をお考えの方は永久歯が生え揃う前にご相談にいらしてください。

それぞれの治療内容

小児矯正の種類

1期、2期の治療の考え方を知っていただいたところで、次にそれぞれの時期で行う治療法についてもご説明します。

床矯正

「ゆか」でも「とこ」でもなく、「しょうきょうせい」と読みます。

床矯正とは、プラスチック製のプレートにネジやバネが付いた装置で、上の歯を矯正したい場合には上あごに、下の歯の矯正には下あごへ装着します。

ネジを回して装置の幅を広げ、顎の骨を拡大させるためのもので、時期としては1期治療の時に用います。

永久歯が生え揃った時に、抜歯しなければならない事態を極力回避する目的で、いわば予防的に進める治療となります。

床矯正のメリット、デメリットについてもご説明します。

まずはメリットですが、永久歯の矯正(2期治療)の際に抜歯を伴う治療を予防できる可能性が高まります。

床矯正で狙い通りに永久歯の生えてくるスペースを確保できれば、2期治療時の抜歯を行う必要がなくなります。

抜歯に伴う不快な腫れや痛みを避けられるのは大きなメリットです。

また、歯を抜いた隙間を移動させるような矯正治療は時間もかかり大変なので、抜歯せずに済めばその分の治療期間が短く済む可能性もあります。

もちろん歯並びの状況などにもよりますので、必ず抜歯が避けられるものではありませんが、その後の負担が少なく済む可能性があるのは利点です。

床矯正の装置は着脱が可能な点もメリットです。

床矯正のプレートは、例えて言うなら入れ歯のような形をしています。

これは自分で取り外しが可能なため、食事や歯磨きはいつも通りにできます。

ワイヤーの矯正装置や、床矯正に似た固定式の急速拡大装置は矯正中の取り外しができないため、器具の周りに汚れが溜まりやすくなり、むし歯や歯周病にかかるリスクが高まります。

所定の着用時間を守れば矯正装置を取り外せる床矯正治療は、歯の磨き残しを減らせる点で安心感が高いです。

装着感については、矯正治療で感じる痛みや違和感は治療器具によりまちまちです。

例えば歯列矯正の代表格でもあるワイヤー矯正は、締め付ける感じや痛みを訴える声や、頻度はそこまで高くないにせよ器具が口内に当たって傷になる場合もあります。

床矯正の場合は締め付ける感じは少なく、痛みもワイヤー矯正に比べると感じにくい特徴があります。

と言っても全く違和感がないわけではなく、装着しはじめや調整後は力がかかり、数日後には落ち着いてきます。

違和感や痛みがある場合は調整できますのでお気軽にご相談ください。

そんな床矯正ですが、考えられるデメリットとしては、移動可能な範囲に限界があり、細かい歯並びの調整にも不向きな点です。

床矯正は歯槽骨を一方向に動かすためのものであるため、ワイヤー矯正のように歯の位置を細かく調整したり、反対に大きく移動させたりしての矯正はできません。

そして床矯正では、装置の装着に伴い、どうしても若干舌の動きが制限される場合があります。

装着して間もない頃は特にいつもと舌の動きが違ってくるため、お子さんが話しづらく感じることも多いです。

学校などで同級生から滑舌の悪さを指摘されると、心理的ストレスから矯正治療をやめたくなってしまう事も考えられますが、事前に学校へ「矯正治療中である」と連絡しておくと安心です。

さらに、床矯正は1日のうち十数時間は装着しておく必要があります。

良くも悪くも自分で取り外しが出来てしまうので、お子さんが装置を嫌がって外してしまう時間が長いと、思うような効果が得られなくなります。

お子さん自身が「歯並びを直しておかないと将来困ることになる」なんて高いモチベーションで矯正治療に臨むことはあまりなく、どうしても自己管理が難しい面がありますので、親子で前向きに治療に取り組めるような動機付けや習慣化が大切になってきます。

マウスピース式の矯正装置(プレオルソ)

続いて、こちらも1期治療時に用いるマウスピース式の矯正装置の説明に移ります。

特徴として歯並びを直接動かすのではなく、口の周りの筋肉のバラ

ンスを整えることで間接的に歯並びの改善を目指す治療法です。

マウスピースの装着と並行して、あいうべ体操などの舌や口周りのトレーニングも行います。

メリットとしては既製のマウスピースなので歯型を取る必要がなく、家にいる時間と就寝時での装着で済むため学校にいる間は着けずにいられます。

デメリットは床矯正の場合と似ており、細かい歯並びの調整には向かない点です。

また、装着をサボると効果が薄れるところは着脱式の矯正に共通する問題ですので、やはり自己管理が重要になってきます。

ワイヤー矯正

こちらは永久歯が生え揃った2期治療の時期に行う治療です。

大人の歯列矯正でもおなじみですね。

ブラケットと呼ばれる器具を歯に装着し、そこにワイヤーを通して動かしたい方向に力を加えることで歯の並びを動かす仕組みです。

ワイヤー矯正の最大のメリットは、力の向きを細かく調整できるため適用可能な範囲が広く、様々な歯並びの矯正に対応できる点です。

デメリットは床矯正やマウスピース式の矯正の項目でも比較対象として挙げた点である、装置の常時着用に伴う食事や歯磨きのしづらさ、痛みが出ることがある点、また装置そのものが目立つので治療中の審美性の面でやや難がある点です。

まとめ

はまだ歯科 小児矯正

小児の歯列矯正について代表的な治療方法をご紹介しました。

歯並び、お口の中の状態によって適用できる治療法や費用も異なります。

ご自身のお子さんにどの治療法が適しているか?またそれにかかる費用はいくらなのか?

当院では治療前にしっかりとヒアリングを行い、最適な治療法をご提案させていただいております。

まずはお気軽にご相談ください。

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