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無意味!?痛くないけど行く健診

2024年1月22日

こんにちは。

伊丹市、阪急伊丹駅すぐの歯医者、はまだ歯科クリニックです。

定期的に歯科で健診を受けていますか?

一般的な健康診断だったら1年に1回は受ける方も多いのではないでしょうか。

ですが「歯」の為に、定期的に健診を受けている人は少ない印象を受けます。

しかし、健康診断と一緒で、早期に異常を発見できるなどメリットがたくさんあるのです。

定期健診を受けると

 

「どんなことをするのか」

「どんなメリット・デメリットがあるのか」

をわかりやすく分けてご紹介していきます。

定期健診でやってもらえること

はまだ歯科 歯科検診

歯科医院に定期健診にいくと、一般的に下記の7つのことを行います。

①歯茎のチェック

口臭がある場合は虫歯や歯周病の可能性がありますから、歯茎の炎症の状態をチェックします。

他にも痛みの有無などの状態に合わせて、必要と判断した場合はレントゲン撮影も行います。

②歯周ポケットのチェック

専用の器具を使用して歯周ポケットの「深さ」を測ります。

歯周ポケットとは歯と歯茎の間の溝のことを指します。

この歯周ポケットの深さが「歯周病の程度」の目安になってきます。

他にも「歯茎の出血」があるか、歯が「ぐらつく」ことはないかも確認していきます。

③歯垢の染め出しチェック

どこに歯垢がつきやすいかをチェックするために、歯垢の染め出しを行います。

歯垢が染まる専用の薬剤を塗り行いますが、実際にどこに歯垢がついているかは患者様にも「見て」確認していただきます。

④歯のクリーニング

歯垢や歯石を取り除くクリーニングも行います。

先に歯垢の染め出しを行って歯垢が溜まってしまった場所を確認できているので、専用の機器を使用してしっかりと除去していきます。

特に歯垢が固まってできた「歯石」は普段の歯磨き(ブラッシング)で取り除くことは難しい為、歯科医院で除去してもらいましょう。

⑤歯磨きの指導

歯のクリーニングで一時的に綺麗になっても、普段の歯磨きが不十分になると、歯垢が溜まっていき歯石を作ってしまい「歯周病」や「虫歯」のリスクを高めてしまいます。

歯科衛生士から、歯ブラシの当て方や動かし方、デンタルフロスの使い方などセルフケアに必要な指導を受けましょう。

⑥フッ素塗布

クリーニングの後は、フッ素塗布を行います。フッ素は虫歯を防ぎ、歯質の強化にとても効果があります。

基本的には、フッ素のあと「30分程度」は飲食を控えるようにお伝えしています。

⑦歯科相談

むし歯や歯周病以外の、顎の痛み(顎関節症)、噛むこと(摂食)、飲み込むこと(嚥下)についての悩み事があれば気軽にご相談ください。

定期健診を受けるメリット

歯科検診のメリットデメリット

定期健診ではご紹介した項目で検査やクリーニングなどを行います。そのメリットを4つご説明します。

①「虫歯」や「歯周病」の早期発見

歯の異常を早期に発見できることが、定期検診に行く最も大きなメリットと言えます。

痛みがなくても虫歯や歯周病になっている場合もあります。

痛みが出てから受診していると、より進行してしなっていることも多く、削ったり、抜いたりする治療が必要になる可能性もあります。

定期健診で重症化する前に発見できれば、歯を削らずにすんだり、より簡単な治療ですんだりと良い面が多いです。

②「虫歯」や「歯周病」の予防ができる

定期検診では、細菌の塊である歯垢や、それらが固まってできた歯石を除去してもらえます。

普段の歯磨きで、どれだけ丁寧に行うことを心掛けていても、自分で歯垢を全て除去することは難しいです。

深部に残ってしまった歯垢は「約2日」で歯石に変わってしまいます。

その歯石が細菌の温床となり歯肉炎や歯周病を引き起こす原因となります。

定期的に歯垢や歯石を除去することが、お口の健康を守ることにつながります。

さらに、歯のクリーニングの後にはフッ素塗布も行いますから、歯垢をつきにくくしたり、歯自体を強化してくれたりと予防効果もあります。

③治療費を抑えることができる

すでに説明していますが、定期健診により虫歯などの異常を早期に発見することができたり、病気の予防ができたりします。

予防や早期発見で治療頻度や治療費を減らすことができるのです。

定期的に健診を受ける為にも費用は掛かりますが、虫歯や歯周病の発見が遅れ重症化するとより費用が掛かりますから長い面で見ても歯に掛かる費用を抑えることが可能です。

④健康寿命を延ばしてくれる

実は「歯の健康」と「全身の健康」には関係があると言われています。

特に歯周病が重症化してしまうと、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病などのよく耳にするような大きな病気にも影響を及ぼすという報告もされています。

さらに、虫歯や歯周病のせいで歯を失ってしまうと食べ物が咬みにくくなります。

その為、歯がない、ぐらつくなどの状態で食べる物を選ぶようになり、栄養バランスが崩れ、免疫力や筋力の低下にも繋がって行くのです。

ですから、「歯の健康」を守ることで「全身の健康」までも守ることができるのが大きなメリットですね。

まさかの「デメリットがない」ってホント!?

何事にも「メリット」と「デメリット」がありますが、歯の定期健診に関してはメリットの方が多いのでデメリットはないと言ってもいいでしょう。

しいて挙げるなら、定期的に通うため「時間」と「費用」が必要といったところでしょうか。

しかし、この2つもメリットで説明したように虫歯や歯周病などを重症化させてから何度も通院する方が「時間」も「費用」もより多く掛かってしまいます。

予防の為にも、定期的に健診に行くことをオススメします。

「定期的に」ってどのくらいなの?

何度も「定期的に」と言っていますが、どのくらいの頻度なのか気になりますよね。

一般的に3~6ヶ月程度に1回の頻度で健診に行くことが薦められています。

患者様それぞれ虫歯になりやすさの違いなど個性があります。

1ヶ月に1回が良い方もいれば、5,6ヶ月期間を空けても大丈夫の方もいるのです。

その為、1度来院していただき、健診を受けた上で頻度を調整していきましょう。

子供だって必要です!

はまだ歯科 小児歯科

歯の定期健診は大人だけのものではありません。

子供の成長はとても早いですよね。それは、身体だけでなくお口の中の環境も一緒で日々変化していきます。

子供の定期検診が必要な理由は、虫歯の発見や予防以外に、成長とともに変化する歯並びやかみ合わせのチェックを行うことができる為です。

早いうちから、健診でチェックしているとお口の問題を未然に防ぐことができるのです。

また、乳歯の時は虫歯になりやすく、虫歯が多いとその後に生えてくる永久歯にも悪影響を及ぼすことがあるので虫歯予防は大切です。

子供の定期健診は、歯が生え始める6~9ヶ月頃から受けることは可能です。

頻度に関しては、大人よりも短く3~4ヶ月に1度の頻度がよいでしょう。

頻度については大人と同じで、その子、その子のお口や歯の状態によっても異なりますから、1度健診を受けてから決めていきましょう。

まとめ

歯科検診の必要性

いかがでしたか?歯の定期健診の大切さが伝わったでしょうか。

定期的に通うための時間を作る必要があり、忙しい方には億劫かもしれません。

しかし、将来的な全身の健康や治療費などを総合的に考えるとメリットが多いです。

自身の歯の健康状態を知るためにも一度は歯科医院で定期健診を受けましょう。

今までは歯科医院には治療などから苦手意識を持つ方もおられるかもしれません。

これからは、健診など「予防」の為にも「気軽に」来院して頂けると嬉しいです。

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