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簡単?面倒?マウスピース矯正の最新事情について歯科医院が解説!

2023年10月16日

こんにちは。

伊丹市、阪急伊丹駅すぐの歯医者、はまだ歯科クリニックです。

今回は、マウスピース矯正に関して、お話していきたいと思います。

 

歯列矯正の起源とその歩み

揃っていない歯並びや噛み合わせを、きちんと合うようにする治療を矯正歯科治療と呼びます。

一般的には歯列矯正、歯の矯正などと呼ぶことが多いです。

歯列矯正の起源は意外に古く、紀元前の古代ギリシャ・ローマ時代の遺構から歯列矯正の器具や装置の使用方法に関する資料が発見されています。

余談ですが、この時代にはすでにアンモニアを使った歯のホワイトニングや、インプラント治療の形跡なども見つかっていることから、審美歯科の概念が存在するほど豊かな時代であったことが伺えます。

その後、近代に入り18世紀頃のフランスで今のようなワイヤーを用いた矯正器具が作られ、1900年初頭に入ると、アメリカで現代の矯正治療の基礎となる治療法とその理論が形作られ、現在の矯正治療へつながっていきます。

ワイヤー器具を用いる矯正は幅広い不正咬合に対応できる一方で、装置が目立つ、歯磨きがしづらいといった生活面でのデメリットもあります。

そのようなデメリットなしに矯正をしたいというニーズに応える形で、2000年代初めから急速に普及を見せたのがマウスピース矯正です。

 

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを歯に装着し、歯並びを整える矯正方法です。

見た目が目立たず、周りの目を気にせずに矯正治療が進められます。

症状や個人の状態に合わせて数ヶ月〜3年ほどの治療計画を立て、オーダーメイドで作成した複数のマウスピースを1〜2週間を目安に交換しながら段階的に矯正していきます。

歯に一定の力をかけ続けると歯の骨の成長や代謝が促されるという働きを利用し、ミリ単位で徐々に歯を動かすことで歯並びを狙った方向に改善させる仕組みです。

 

メリット

ワイヤー矯正のデメリットを解消するために開発されたマウスピース矯正の一番のメリットとしては、やはり目立たずに矯正治療ができる点です。

人前に出る職業の方など、審美性の問題から治療を諦めていた人たちも、周囲に気付かれにくいマウスピース矯正であれば見た目を気にせずに治療が受けられます。

また、ワイヤーと違って取り外しができるため、食事や歯磨きの時に外すことができます。

食べ物が装置に詰まったり、汚れが溜まったりする心配がなく、歯磨きも普段通りに行えます。

マウスピースは素材に金属を含まないため、金属アレルギーをお持ちの方も矯正治療が受けられます。

金属製の矯正器具では注意していても口内を傷つける恐れもあり、口内炎の原因になることもしばしば見られますが、マウスピースだとその心配も少ないです。

ワイヤー矯正に比べ、歯の移動範囲が緩やかなため、矯正時の痛みが少ない点もメリットと言えます。

ただ個人差もあり、全くの無痛ではないことは留意しておいてください。

一般的には新しいマウスピースを装着してから2〜3日は痛みが出ることがあります。

 

デメリット

従来のワイヤー矯正と比較してメリットを挙げてきましたが、もちろんデメリットもあります。

先のメリットの項で痛みが少ないことに触れましたが、裏を返せば歯の移動が緩やかなぶん、矯正できる範囲に限界があります。

具体的には3mm以上の歯の移動や、歯のねじれが強い場合、また抜歯を伴う矯正にも適しません。

ただし、最近は技術的にも大幅に進んできており、以前と比べると適応できる症例の幅も広がってきております。

ご自身の歯並びがマウスピースで矯正できるかどうか、気になる方はお気軽に当院までご相談ください。

矯正の効果を得るために、マウスピースを長時間装着する必要がある点もデメリットです。

自分自身で着脱できる点がメリットであるとお伝えしましたが、逆に言えばすぐに外せてしまうぶん、装着を続ける自己管理が重要です。

着用時間が短いと計画通りに矯正が進まず、十分な効果が得られなくなる可能性があります。

一日に17時間〜22時間ほど着けていないと歯が動いてくれず、食事中と歯磨きの時以外はずっと着けておく必要があります。

食事や歯磨きの際に外したまま着け忘れる、外出先で外してなくしてしまう、といったことも意外によくある失敗事例ですので、マウスピース矯正を受ける場合は着用を習慣付けるように意識することが大切です。

 

治療の流れ

マウスピース矯正をご希望される場合、まずはカウンセリングで現在の歯並びの状態やお悩みを詳しくお伺いします。

この時にマウスピースでの矯正が可能かどうかも判断されます。

大体の治療期間や費用の目安などもご確認いただければお伝えいたします。

不明点は遠慮せず、治療前に納得のいくまでお聞きください。

カウンセリングを経て治療、検査を希望される方は精密検査へと進みます。

口腔内の検査、顔や口内の写真撮影、レントゲンやCT検査などで歯や骨、歯根の状態を詳しく調べます。

この時点でむし歯や歯周病が見られる場合は、そちらの治療を優先させることもあります。

続いて歯型を採り、精密検査の結果と合わせて治療計画を立てます。

治療が終わるまでの歯の移動をシミュレーションし、歯並びの完成イメージを確認いただきながら、治療期間や費用の詳細をご説明します。

そして治療に向けてマウスピースを作成します。

歯の型や3Dモデルを基に、歯並びに合わせたマウスピースを歯の動きに応じて複数作成します。

治療開始後はマウスピース(アライナーとも呼びます)を食事、歯磨き時を除いて常時装着します。

段階的に歯を動かすため、マウスピースは約1〜2週間ごとに交換します。

マウスピースを交換するごとに、歯は徐々に計画した歯並びへと移動していきます。

矯正中は定期的に歯科医院へ通院し、矯正状況の確認や口腔内のクリーニングなどを行います。
大体1ヶ月半〜3ヶ月おきに通院するケースが多いです。

こうして矯正を進めていきます。

 

矯正後の保定期間とは

計画通りに矯正治療が進み、治療が完了して終わりとなりますが、引き続き矯正した歯並びが元に戻らないようにする必要があります。

この後戻りを防ぐために保定期間というものを設けています。

これはマウスピース矯正に限らず、ワイヤー矯正でも同様です。

矯正治療が終わって間もない時は、歯の根の骨(歯槽骨)がまだ不安定で動きやすい状態となっています。

このタイミングで矯正装置を外すと、歯が元の位置に戻ろうとします。

矯正した歯並びが安定するまでの間は、リテーナーと呼ばれる保定装置を着用し、歯並びの後戻りを防ぐ措置を取ります。

このリテーナーも透明なマウスピースタイプで、矯正用のアライナー同様、食事と歯磨きの時以外は装着を続けるようにします。

リテーナーを着け、歯並びを定着させるための期間を保定期間と言い、一般的には矯正治療が終了してから2年ほどを見ていただきます。

治療後も、治療に要した期間と同じくらいの長さでマウスピースを装着し続けるのは大変なように感じるかもしれませんが、せっかく綺麗に整えた歯並びが元に戻ってしまうことを防ぐために大切な時期です。

自信を持って人前で歯を見せられるように、保定期間の重要性をご理解いただき、装着を継続していただくことをおすすめしています。

 

 

まとめ

本記事ではマウスピース矯正に関して、特徴とメリット、デメリット、治療の流れについて説明いたしました。

マウスピース矯正は見た目や衛生面に優れた矯正方法ですが、十分な効果を得るには自己管理が大切になります。

費用や適応症例など、ご自身に合った矯正方法をお選びいただくために、まずは当院までお気軽にご相談ください。

 

 

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