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お子様の歯並びを矯正する方法の一つに、床矯正というものがあります

2023年10月2日

こんにちは。

伊丹市、阪急伊丹駅すぐの歯医者、はまだ歯科クリニックです。

お子様の3歳児健診で、将来の歯列に関して指摘を受け、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

3歳児の歯の特徴といえば、一般的に、乳歯が生え揃っており、歯並びが完成する時期です。

爪などを噛んでしまう、赤ちゃんの頃からの指しゃぶり、舌で歯を押してしまう等の癖が習慣となってしまっている場合、出っ歯や上の歯と下の歯が咬み合わせなどの歯並びや噛み合わせへの影響が出ていることもあります。

その為、3歳時健診で歯列に関しての指摘を受けてしまうことがあります。

今回は、子供の頃に行うことで有効である矯正方法の一つ、床矯正についてご説明します。

 

床矯正とはどういう矯正?

床矯正とは、予防的に行う矯正方法です。

歯列矯正では、歯を抜くことで歯の位置を正しく整える方法があります。

極力歯を抜きたくない!

となってしまう状況より先に、床矯正で土台を作ってしまおうという方法です。

歯は歯槽骨という骨に埋まっており、また歯槽骨によって歯は支えられています。

この歯槽骨の位置を移動させることで、歯が正しく並ぶための十分なスペースを作ることが床矯正です。

 

床矯正はいつからはじめたらいいの?

一般的に4歳〜10歳くらいに治療を始めるのが望ましいと言われています。

生え変わる前の子供の歯(乳歯)を固定歯にし、歯並びを広げます。

永久歯に生え変わる前なので、歯の下の歯茎も比較的簡単に再形成されるためです。

簡単に歯並びの状態の例を出してご説明します。

【①出っ歯】

4歳頃から始めることをおすすめします。

【②受け口】

4歳頃から始めることをおすすめします。

【③叢生(そうせい)】

歯並びがガタガタになっている状態です。

永久歯に生え変わる6~9歳頃から始めることをおすすめします。

上記はほんの一例です。

遅くとも、糸切り歯(犬歯)が生えてくる前(10歳ころ)までには始めた方がいいでしょう。

個々の歯並びの状態、歯の生え具合、顎の成長度合いによっても異なってきます。

一度、開始時期については当院までお気軽にご相談ください。

 

床矯正のメリットデメリットについて

ここからは床矯正のメリットデメリットについてご説明します。

 

<メリット>

①永久歯の矯正時に歯を抜く治療を予防できる可能性がある

では、なぜ抜歯はよくないのか?

抜歯をできるだけ避けた方がいい理由を挙げます。

・抜歯後に、痛みを感じたり、歯ぐきが腫れたりする症状がでる場合がある

・抜歯によってできてしまった大きな隙間を、歯が移動するのに治療完了までに時間を要する可能性がある

です。

②痛みを感じにくい

ワイヤー矯正はよく知られているところではありますが、ワイヤー矯正に比べ痛みを感じにくいです。

ワイヤー矯正は器具により口腔内に傷となって痛みを感じる場合があったり、締め付けられることで痛みを感じる方もいらっしゃいます。

それに対して、床矯正の器具の土台はシリコン製です。

また締め付けがなく、歯に強い力がかかりにくいといわれています。

③目立ちにくい

ワイヤー矯正に比べ、装着していてもほとんど見えません。

④自由に取り外しが可能

ワイヤー矯正は固定されている為、自由に取り外すことができません。

それにより、器具の周りに汚れがたまりやすく、虫歯になる場合があります。

取り外しが可能ということは、歯磨きの際に外すことで磨き残しを防ぐこともできます。

食事の際も取り外すことで、お子様にとってもストレスになりません。

ただ、床矯正は自由に着脱ができるとは言え、一度装着したら、最低30分は装着しておくことをすすめております。

⑤成人矯正をしなくてもよくなる場合がある

床矯正だけで歯並びがきれいに整えば、その後の治療も省くことができるかもしれません。

それは矯正治療にかかる治療費を将来的に抑えることも意味します。

 

<デメリット>

①歯並びの細かい調整、また、移動は大きくはできない

ワイヤー治療は歯の位置を細かく調整、また大きく移動することも可能です。

一方、床矯正は、歯槽骨を一方向に移動する矯正方法であるので、細かい調整が困難となります。

②発音しづらい、または不明瞭となる場合がある

床矯正は、床部分の厚みや、装置の違和感などにより最初のうちは発音がしにくい、話しにくいといったことがあります。

お子様も大きなストレスを感じることもあります。

また、舌の動きが制限されることから、滑舌が悪くなる場合もあるようです。

おそらく1週間も経てば、慣れることで発音もできるようになってきます。

③自分から積極的に1日14時間程度装着する必要がある

お子様が自分で自由に装置を取り外しができてしまうからこそ、しっかりと管理を行う必要があります。

1日の装着時間を短くしてしまうと、効果が薄れ、全体的な治療に時間がかかってしまうことにも繋がってしまう為、注意が必要です。

また、床矯正を始める年齢にもよりますが、床矯正は永久歯への生え変わりが終了するまで継続します。

そのため、治療期間が数年に及ぶこともあります。

 

床矯正は顔が大きくなってしまうことがある?!

床矯正で歯が生えるスペースを確保するということは、顎を広げること?

顎を広げるということは、次第に顔も大きくなってしまうの?

と ご不安に感じる保護者の方も多いようです。

答えとしましては、床矯正治療によって顔が大きくなることはありません。

顔を大きく見せてしまう原因は、頬骨であり、床矯正には関係がありません。

冒頭でもご説明しましたが、床矯正は歯を支えている歯槽骨の位置をゆっくりと移動させる方法です。

顎の骨が広がってしまうというものではないので、ご安心下さい。

次第に、歯と歯の間にスペースがうまれていきます。

子供の歯(乳歯)が並んだ状態でスペースがない場合、永久歯は乳歯より大きい為、確実に永久歯が生えた際にはスペースが足りません。

こうして永久歯が並んだ際に、歯並びに影響してしまうということになります。

 

床矯正で使用される装置とはどのようなものなのか

床矯正の装置を簡単にご説明します。

口の裏側、床下粘膜部につけるプレートというプラスチックに近い薄い材料部分に、クラスプと呼ばれる歯にかける金属線で作られた入れ歯のような装置です。

中心部に「拡大ネジ」と呼ばれるスクリューがついており、このスクリューを回すと少しずつ横に広がっていきます。

個人差もありますが、1週間に1回の操作を行うと、およそ1か月で1mm広がります。

最大どの程度広げられるかというと、6〜8mmぐらいと考えられます。

 

床矯正の治療期間は?その後のケア

床矯正をいつからはじめたらよいのかは先述の通りです。

では終わりがいつかという点をこちらでご説明します。

横部分の歯の生え変わりが始まると、固定歯がなくなってしまう事で、装置の不具合が増えます。

装置が上手く入らないことが多くなってくるためです。

横部分の歯の生え変わりは、おおよそ小学校高学年(11歳頃~)であり、この頃には床矯正の適応時期ではなくなっている可能性が高いです。

この頃までに床矯正の治療が終わっていれば、その後の二次成長を有効的に利用できます。

また小学校高学年以降では、治療の協力を仰ぐことが難しくなる場合もあり、早めの治療がポイントとなります。

 

さいごに

床矯正の矯正装置が取り外された後も、定期的な検診が必要となって参ります。

もし維持管理が不十分である場合、 歯並びが元の状態に戻ってしまうリバウンドが起こってしまうケースもあるためです。

床矯正の始める時期、終わりの時期、ご不安な点なども含め、お気軽に当院までご相談ください。

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